会長挨拶

 

ご 挨 拶

 看護職の皆様、関係機関の皆様には、日頃より香川県看護協会の活動にご理解ご支援を賜り厚くお礼申しあげます。当会は“医療と生活の質の視点を持ち保健・医療、福祉をつなぐ” “地域包括ケアにおける看護の機能強化” “看護職の働き方改革の推進” の方針のもと日本看護協会と連携を図り、あらゆる場所で活動される看護職の方々と共に令和6年度を展開してまいります。

活動 その1.看護機能の強化
 2025年に向け全ての人々の健康と生活を地域で支える活動を2015年から継続しています。地域包括ケアシステムを支える看護機能強化の推進、在宅・施設等の看護の機能強化、看護職の役割拡大の推進と人材育成、地域における危機管理体制の強化を地域の特徴を活かした看護職(保健師・看護師・助産師・准看護師)、看護補助者、多職種、行政機関の方々と連携し、全世代を支える看護提供体制として、地域に根付いた継続的な看護サービスの提供をします。

活動 その2.専門職としてのキャリア継続支援
 人口減少を背景とし社会保障制度改革は医療環境への影響がさらに困難を極めています。2022年、2024年の診療報酬では看護職員等の処遇改善策を受けています。質の高い持続可能な看護提供体制の構築には、看護職が生涯にわたり健康で安全に働き続けられる勤務環境の整備が基盤となります。今後、生涯学習支援の検討を進めるとともに看護の魅力等普及活動、県内就業・定着の推進などナースセンターの機能強化を進めます。

活動その3. 看護職の役割拡大の推進と人材育成
 看護職を取り巻く背景の変化に対応し人々の期待に応えられるよう看護職の能力獲得後も、生涯にわたり専門職としての能力の開発・維持・向上を図ります。特定行為研修による看護師の研修制度の活用推進、感染管理認定看護師養成確保を行います。また、看護職が主体的に学び続ける「看護職の生涯学習ガイドライン」(日本看護協会2023年公表)を踏まえた新たな枠組みによる学習機会の提供を目指します。

活動 その4.地域における危機管理体制の強化
 災害が頻発する中で、看護職の安全・安心と共に、地域への愛着をもちつつニーズに応えられるよう、大規模災害発生時の対応・体制の整備、災害・感染症対策の整備を行います。感染症法及び医療法の改正による災害支援ナースの育成と活動の在り方を香川県等関係機関と連携し、看護職能団体としての危機管理における災害支援ナースの支援活動の検討を行います。

~会長からのメッセージ~
 看護の力を信じて、看護職一人ひとりが輝き、自信と誇りを持って 看護による感動を互いに感じながら 看護が織りなす物語をつむぎましょう!
皆様のご意見を聞きながら活躍推進に努めてまいります。
どうぞよろしくお願いします。

 

令和6年6月16日
公益社団法人香川県看護協会
会長  冨山 清江